平成24年2月1日号
第374号
今年はいつもより梅の開花が遅い。1月後半の低温が影響しているのかもしれない。
テレビのニュースで見る東北や北陸地方の豪雪にはただただ驚くばかりである。除雪作業も大変で危険と隣り合わせ、一日も早く寒気が緩んで欲しいと祈るばかりである。私が育った福井県も結構積もるところで、冬を迎えるころになれば家のまわりに雪囲いを立て、少し大きな木は雪吊をして枝が折れないようにしたり積雪に備えたが、屋根に50センチも積もると雪下ろしが大変で道路に落とした雪を排水溝に流したり、人やそりが歩みやすいように均す作業に汗を流したものである。今は車が走れるように重機が道路の除雪作業をするが屋根の雪下ろしだけは人力によるしかない。老人や子供には無理な作業で下手をすると命を落としかねない。暦の上では立春もすぐそこに来ているので今がピークかもしれないが、早く雪解けの日が来て欲しいものである。
今、イランの動向が気にかかる。原爆開発の推進を阻止したい他国の干渉にホルムズ海峡封鎖も辞さずとしているからである。ここが封鎖されタンカーの運行が止まるとイラク、サウジアラビア、アラブ首長国連邦など産油国の石油や天然ガスの輸送もとまり、世界経済に深刻な影響が及ぶからである。最悪の事態になることはないだろうと楽観したいが心配である。
平成24年1月5日号
第373号
新年明けましておめでとうございます。旧年中は一方ならぬご鞭撻を賜り誠にありがとうございました。なお、本年も倍旧のご愛顧ご指導を賜りますよう慎んでお願い申し上げます。
昨年は3月に東日本大地震が起こり、関係者が想定外と言う原発のメルトダウンが発生し、いまだに多くの人が避難生活を強いられ、生活基盤を取り戻せない方々が多数おられます。9月には台風12号に伴う土砂流災害が奈良、和歌山を襲いました。8月にはタイの大洪水で日本から進出している工場が多数浸水し、11月に入り水は引いたものの本格的な生産活動にもどるまでまだ数ヶ月かかるところもあるとのことです。自然の気象が過去のものより厳しく激しい原因の一つに地球温暖化があげられています。着々と進む温暖化にブレーキをかけるための国際会議も各国のエゴが先行し、有効な対策が打たれない状況から、自然のバランスが崩れていく事は避けられず、さまざまな災禍が人類を襲うことがますます増えていくと懸念されます。想定外とは人間が考える範囲を決めてしまうとその外側については考えなくなるということです。考えていなかったことに直面するとどうすればよいか知識も経験も持ち合わせていないので、なすすべも知らず呆然とするばかりになります。
しかし、不時に備えている範囲で発生したことなら、速やかに対処でき、被害を最小限にとどめることが可能になります。従って、まさかという範囲をひろげてさまざまな準備や対策を立て、反復練習をしておくことが大切になってきます。これは家庭にも、職場にも、自治体にも、国にも、全てに言えることです。金儲けにかまけ、不時の備えができていなければ取り返しのつかないことになる
事を、私たちは原発事故から学びました。私たちも家庭や職場で話し合い、不時の備えに正面から取り組みたいと思います。
昨年7月、なでしこジャパンがワールドカップでドイツやアメリカの強豪チームを奇跡的に破り優勝しました。勝負を決めたゴールの場面が今も鮮やかに思い浮かんできます。今年の夏、開催されるロンドンオリンピックでふたたびあの感激が味わえたら嬉しいですね。景気についてはEUの財政不安が重くのしかかり、まだまだ予断を許しませんが、今以上に悪化せず徐々に落ち着いていくと期待します。日本の株式市場も辰年は過去上昇することが多く、割安感から海外資金も入り徐々に上向くことが期待できそうです。銅市況は需給見通しからすると強気です。
平穏無事な1年でありますよう祈り、前途に希望を持って歩みましょう。最後に皆様のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げ新年のご挨拶といたします。


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