非鉄金属専門商社金属屋根メーカー

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平成17年12月1日号

第300号

☆ 魁ニュース300号を迎えて

魁ニュースは昭和56年1月に第1号をお届けして今回300号を数えることになりました。性懲りもなく駄文を連ねて25年,お付き合いくださいました皆様に紙上を借り厚くお礼申し上げます。もうこの辺がひとつの区切りではないかと思いますが、周りから続けろと励まされ、ボケ防止のためにも、月に1回皆様にお手紙を出させていただくつもりでこれからも続けさせていただきますのでお付き合い下さいますようお願い申し上げます。
発売当初からの主な動きを振り返りますと

昭和58年4月   〔ステン一文字魁〕を発売

昭和59年5月   隅棟ハマグリ発売

昭和60年5月   人工緑青銅板条[緑彩]を販売

昭和62年9月   〔本ハゼ一文字〕発売

平成4年1月    全商品にチョボ吊子を付け価格改定〔本体は実質値下げ〕を行う

平成4年6月    〔シャダンルーフ12〕を発売

平成8年3月    〔はやぶき〕発売

平成9年3月    〔はやぶき〕耐摩カラーGL発売

平成10年5月   リフオーム用〔はればれ〕発売

平成11年6月   〔はやぶきチタン〕発売

平成17年3月   〔シャダンルーフ20〕発売      などです。

潮流を読み取り、さきがけて商品開発をしたいという想いとは裏腹に、あとがけだと皆様からお叱りをいただくような状態で、忸怩たる思いの昨今でありますが,私どもにとっては開発は永遠の課題であり、飽くことなく挑戦していかねばならぬことであります。今後とも皆様からのご指導とご鞭撻を賜ります様謹んでお願い申し上げます。

 ☆ 気になる銅価の行方

 高騰を続ける非鉄金属のなかでも銅の高騰は一際目立っている。このところ3ヶ月の間に20%100円ほど上がっている。石油市場の鎮静化により商品フアンドマネーがLME市場にまわり相場を押し上げていると思われる。需給相場ではなく投機相場になっている。折りしも、中国のトレーダーが大量の空売りを持ち決済できず行方がつかめないというニュースが伝わっている。過去に住友商事が巨額の損失を蒙った事件があったが、それに似た話である。相場を張って負けたほうは現物を出すか、差損を決済するしかなく、相場で勝ったほうもどこかで決済し利益を確定するからいずれかの時点で投機相場から需給相場に転換するに違いない.銅業界に携わるものは生産者から消費者にいたるまで全ての人が高騰した銅価の鎮静化を待ち望んでいる。一日も早く需給相場に戻ってほしい。そう遠いことではないことを願うばかりである。山高ければ谷深しというが、旺盛な需要に支えられ深い谷を見るようなことにはならないだろう。

平成17年11月1日号

第299号

 この夏はクールビズ運動が普及してラフな格好で出勤する人が目立って増えた。オフィスの冷房温度を28℃に設定し6月1日から9月末まで展開され電気事業連合会の推定では100万世帯の1ヶ月分の電気量が節約された計算になるという。暑い夏が終わったら今度はウオームビズで環境省によると夏の1℃より冬の1℃下げる効果は4倍にもなるという。設定温度は20℃。厚着を避けたい向きには新しい機能を持つ下着も開発されており一度デパートを覗いてみるのも良いのではなかろうか。原油高の折、経済効果が期待でき、クールビズより国民運動として広がることを期待したいと思う。
 伊達の薄着で風邪をひいては話にならないが、欧州各国で鳥インフルエンザが発見され、新型インフルエンザの大流行の懸念が高まっている。新型になると今のワクチンでは予防にならないし、その治療薬も絶対量が不足して、多くの人命が損なわれる最悪の事態になる危険もあると言われている。罹患のリスクを避けるには、海外旅行をしばらく見合わせるとか、いま受けることが出来るワクチンの接種をしておくとか出来る用心をしておくほうが賢明だろう。
 銅価が依然として強く53万円になったが25年ぶりの価格である。今年度中に需給の均衡がとれ、来年度は供給が上回るだろうと予測されていたが、鉱石の需給が中国やインドにおける地金需要の急増を背景に今後も逼迫の状態が続くと多くの見方が変わってきている。特に中国の地金消費量は1990年の51万トンから04年は320万トンと6倍に増えており、今後も増加傾向で10年には500万トンに増えるという見通しもある。このような資源需要の伸びは銅に限らず石油ほか広範囲に及び、先進国と発展途上国揃い踏みの好景気もあって息の長いものになってきていると言えるのかも知れない。

平成17年10月2日号

第298号

 年度の後半に入り、そして後3ヶ月で新年を迎える。歳のせいか時の移ろいが早く感じられてならない。
 衆議院選挙は改革の旗印を前面に出した自民党の大勝に終わり、官公労に甘いと見られた民主党は大きく後退した。国民が望んでいる官のスリム化、税金の無駄使いの排除など改革が期待通り進まなければ、次の選挙では今回とは逆の結果が出る可能性も考えられる。今回の選挙は投票率が高くなったが,無関心派が多かった若年層の参加が多かったことを立会人として感じた。財政問題、年金問題等将来に不安を持つものが増え、政治に決断と行動を求めていることの現れであろう。
 5年に一度行われている国勢調査が今年10月1日現在で行われている。たまたま調査員をしなければならなくなり、住んでいる町内を担当しているが,戸建住宅ばかりのところなのでそれほど厄介ではないが、マンションやアパートが多いところでは中々たいへんである。居住外国人も全て調査の対象になり、コミュニケーションをとるのも容易ではない。各種統計資料のデーターになるものだから洩れなく記入を願い回収しなければならないことになっているが、はたしてどうなのだろうか。回収した調査票は調査員が記入洩れや誤りをチエックし纏めて提出しなければならないことになっているが、今年の国勢調査から個人情報の保護の観点から、封筒とシールを添付しそこへ入れてもらっても良いことになっているので、調査員はチエックの仕事から解放され楽になっているが、そのぶん洩れや誤りが多くあって調査の質が低下する懸念もあるのではなかろうか。コンピューターを駆使して各種統計が作成されるが、発表まで一年近くかかるのかもしれない。何十万人もの調査員を動員し、多額の国費を使って行われた国勢調査の報告が待たれるが、一番知りたい居住外国人の実態の把握は非常に困難だろうと思う。
 常勝巨人が凋落し、めったに優勝しない阪神が優勝した。適材適所の活用と求められている自己の役割を個々の選手が確り認識して一年を通して頑張ったこと、この2点が優勝の原因といわれている.経営の手本にしたいことだ。それにしても弱い巨人は寂しい。アンチ巨人派は巨人が強いから燃えるのであって弱い巨人には関心がない。巨人にはプロ野球の発展のためにも強いチーム造りの王道を歩んで復活してほしい。

平成17年9月1日号

第297号

 今日は防災の日、台風も気にかかるが日本は地震が多く、予告なしに突然発生するから防ぎようがなく、一番怖い。被害を最小限にとどめる対策と備えができているかどうか、この機会に見直しておきたい。
 さて、衆議院選挙が公示され、11日が投票日になった。我々国民が政府の進める政策に是か非かを答える選挙とも言えよう。過去の高度成長経済時代が終焉したわが国の未来を平和で豊かな国として維持するために、様々な改革が必要であり、実行してほしいことは山ほどあるが、現実は権益の維持を図る抵抗が強く改革の歩みは遅々としている。グローバル化した経済の構造改革に民間企業は必死に取り組んできたが、小さな政府へ向けた構造改革を望む世論を無視して、官は権益維持に執着し、改革を阻害すらしているように見受けられる。道路公団の改革の一連の作業を見ても、審議会は官主導で進められ骨抜きにされてしまっているのがその一例である。抵抗や反対はどんなことにもつき物だから一気呵成に進むものではないが、かといって郵政改革すら出来ないようでは国民の多くは政府に何も期待できず失望を深くするだけである。郵政改革をしたら、つぎは三位一体の財政改革に着手し中央官庁のスリム化と特別会計にメスをいれ官僚による税金の無駄遣いがなくなるようにしてほしい。
 政策選択の選挙か、地縁,人縁を重視した選挙か、各々の考えがあるから蓋を開けてみるまで予断はできないが、久方ぶりに投票率の上がる選挙になることは確かだろう。
 非鉄金属の市況は依然底堅く、今のところ大方の予測とは外れた動きをしている。高水準の価格は生産力の増加をもたらし、需給の改善が価格の水準訂正をもたらすことは常識であるが、高度成長の続く国が増えてそれらの国の需要の伸びが需給逼迫の解消を遅らせているのだろうか。意外に息の長い相場が続くのかもしれない。しかし、業界発展のためには年初の価格水準あたりまで戻してほしいと思う。でないと代替素材に需要が移転する動きが出てくると心配されるからである。

平成17年8月1日号

第296号

 今年はわが国がアメリカと戦争し敗戦を認め,降伏による終戦を迎えてちょうど60年の終戦記念日を迎える。中国はこの日を抗日戦勝記念日としている。 戦争の悲惨さを身を持って体験した世代は大正生まれまでで、昭和の一桁生まれは前半が学徒動員令により軍需工場で働いたり、農業の応援に駆り出され,後半生まれの世代は縁故疎開か集団疎開を体験したが、戦後も60年を経ると戦中戦後の記憶を持つものが少なくなり、平和で豊かな暮らしをしている我々の1~2世代前の人々がなめた辛酸などわからぬ人が殆どであるが、時が進めばさらに風土化し忘れ去られていくだろう。
 日本が中国大陸で戦線を拡大する一方、アメリカと戦うことになった理由や背景について触れることは割愛するが、終戦前、連合国[現在の国連の常任理事国と合致する]がポツダムでドイツと日本の敗戦後の処理問題を検討した時のことについては、今日のあるいは今後のわが国のことを考える上で非常に大切なことなので触れておきたい。
 ソビエトはドイツと戦い、米英仏と手を結んでいた。一方日本とは不可侵条約を結んでいたがドイツが敗色濃厚になって急遽戦力をシベリヤに移動し昭和20年8月一方的に条約を破棄し満州[現在の中国北東部]に攻め込んできた。満州の関東軍は劣勢な南太平洋方面に主力を移動したため戦う力もなく、多数の民間人が犠牲なったことは今猶残る残留孤児問題でご存知のとおりである。
 ポツダム会議でソビエトはドイツと日本の領土問題に戦勝国として分け前を強く主張し、日露戦争で日本に渡していた樺太に加えて千島列島(そのなかに北方領土4島がふくまれる)をソビエトのものとし、ドイツについてはベルリン市の統治を主張,鉄のカーテンが生まれる元になった。ソビエトはこのとき北海道の統治も主張したが、アメリカはソビエトの南進の野心を警戒していたので強く反対しその主張は退けられたが、日本が統治していた朝鮮は朝鮮の独立として認められた。その後、程なくして朝鮮半島が米ソの局地戦争の場となり北朝鮮と韓国の南北に分けられ手打ちされたが、米ソ冷戦時代が終わりを告げたと言われる今も、分断された朝鮮民族の悲哀は長く尾をひている。日本は敗戦により統治していた多くの領土をなくしたが、沖縄の返還も受け、民族の離散を最小に止めることができ、アメリカの庇護の下、復興再生を果たすことができたことは本当に幸運であったといえる。
 今、日本はアメリカと安全保障条約を結び,その傘の下で平和と繁栄を享受しているが、そのアメリカは最強の軍事力を背景に、世界の様々な問題に関与し,よきにつけあしきにつけ取り仕切っている最強国である。グローバル化、民主主義の大義を振りかざし自国のエゴを隠しながら強引に事を進める国を心良しとしない向きを増やしながら、今は未だ世界の秩序が辛うじて保たれているが、このまま無事が未来永劫続く保証は何もない。 隣国朝鮮半島が抱える問題やアジアの盟主を窺う中国との友好など避けて通れぬ問題と向き合った時わが国はどう対処するか心してよく考えねばならない。
 戦争が終わったと聞いた昭和20年8月15日の夜、灯火管制が解けて町の灯が一斉にともり明るくなり、ほんとに戦争が終わったんだと実感した10歳の少年も70歳になり戦争のことは遠い昔のことになってきた。

平成17年7月1日号

第295号

 入梅から盛夏のような気象が続き、農作物に深刻な影響が出始め、ところによっては夜間断水を実施するところも出て、水不足を心配していたが,7月に入り梅雨前線が本土に定着して連日の雨、逆に豪雨の被害が心配されだした。過ぎたるは猶及ばざるがごとし、中庸を保つことはなかなかに難しいことのようである。
 隣国中国でも集中豪雨の被害が農村部に大規模で発生していると報道されているが、地球の自然のシステムが、エネルギーの大量消費の影響を受け崩れてきていることが、気象面においても経験知を超える現象となって現れているのだと思う。
 石油価格は史上最高値をつけなかなか下がりそうにない。燃料だけでなく化学原料の比重も高く、需要の伸びが供給を上回っているから価格は高水準を維持するだろう。代替エネルギーの拡大が進み、燃料としての石油の使用比率が下がる方向に向かう条件が芽生えてきているが、その歩みが遅々たるものだからである。
 さて、銅相場の話になるが、昨年春以来上昇の一途を辿ってきたLME相場が6月にはいってその動きが激しくなってきた。様々な生産障害の発生など報道されているが、ファンドマネーがマーケットに参入してきている可能性が高い。平成2年初頭にも2ヶ月間に12万円も上がり10ヶ月後もとの水準まで下がったことがあり、大相場の末期には激しい動きが出てきやすくなるので、このたびもしばらく激しく変化する動きが続くのではないかと予想される。
 梅雨の季節も後2週間ほどだが、昨年のような大きな被害が出ずに済んでほしいものだ。季節の変わり目、皆様のご自愛を祈るや切である。

平成17年6月1日号

第294号

 新緑がその色を深め、茂みが木陰をつくり、それをたどるように陽射しを避けて歩く季節になりました。不快な蒸し暑さを今はクーラーが吹き飛ばしてくれますが、外気温との差が大きくなると体の調子もおかしくなって芳しくありません。27度ぐらいに室温を設定し、省エネルックを推奨する職場が増えていきそうです。長い夏の季節を体調を崩さず乗り切るには、そんな工夫も良いことだと思います。
 隣近所と仲良くしなければならないことは当たり前のことですが、中には変わった人もいてほどほどのお付き合いにしていくほうが無難ということもありますが、それにしても中国はかなり厄介な隣人といえましょう。プライドがやけに高く、礼儀知らずで、黒を白と平気でいう厚顔さ。これからも隣人である以上、上手に御付き合いを続けていかねばならないのですから、充分に心して良好な関係を保つようしていかねばなりません。それが知恵というものでしょう。
 公務員の待遇が民間企業と比較して高水準で、自治体のなかには税収が人件費をカバーするのが精一杯というひどいところもあって、健全な財政のところが皆無に近いことが明らかになってきました。バブル崩壊後、民は多くの犠牲を払い経費の削減、経営のスリム化などを図り、収益力の改善に努めてきましたが,政・官はあおるだけで自らは汗を流さず何もしてきていないに等しいのです。遅まきですが改善を進めていってほしいと願うものです。
 時節柄、じゅうぶんにご自愛賜り、梅雨とそれに続く猛暑を無事乗り切ってくださるようお祈り申します。

平成17年5月9日号

第293号

 新緑が輝くように野山を飾り、薫風が木々にそよぐ爽やかな季節になりました。当社の移転作業もつつがなく終わり、今日から本格的に動き始めました。一箇所にまとまった効果を生かし、機動力を高め、お得意先様へのサービス向上に結びつけますので、一層のご愛顧のほどお願い申し上げます。
 国外では中国や韓国と小さな島の所有権を巡る対立が問題になっています。海洋資源に関わることゆえ国益上お互いが簡単に譲れない問題であり、簡単には解決されないことです。しかし、隣国とは喧嘩をするより仲良くするに越したことはないわけで、感情的にならず粘り強く話し合いを続けるよりないでしょう。中国は積年反日教育を続けてきた国ですから,容易にその姿勢は変わらず、抗日愛国の火は消えず、それに反応して日本の世論が右傾化していくことに繋がることが心配です。最近右翼団体の宣伝カーが活発に動いていますが、憲法改正が検討課題にはいっているとき、国民がわが国の未来を見据え、戦争と平和の選択をベースにして平和を求めるならば、世界平和を求める国としての姿勢を明確にうちだす憲法改正であらねばならず、外交交渉力を高めるがため軍事力を強化し自衛隊を軍隊にするという主張はあまりにも短絡な思考と言えましょう。
 5月6日からセ・パ両リーグの公式交流試合が始まり、多くのプロ野球ファンはこの新しい試みに惹きつけられています。観客動員数が増え興行面からも大成功で定着していくと思われます。蓋を開けてみれば両リーグの実力に差がなく拮抗しているように見えますが、各チーム36試合終わった時点ではどうなっているか興味があります。
 おそらくJRが民間化されてから最大の事故が発生し、多数の死傷者がでました。ほんとうに痛ましく残念なことです。いろんなことが問題として取り上げられていますが、一番根っこにあるのは親方日の丸の国鉄時代と違い、民間企業になって利益最優先の経営が及ぼしているさまざまな歪にあるように思えます。私たちも心して何が一番大切か問い直さねばならないと思います
☆ 全板大会(5月27日、ポートメッセ名古屋)に展示出品
 5月27日(金)に名古屋市で開催される全板大会の展示場に、シャダンルーフ20およびチタンのはやぶきを展示します。チタンは陽極酸化処理により表面が金色、緑青色を呈しているものを展示します。ご来場の際は当社の展示小間へ是非お立ち寄りください。

平成17年4月1日号

第292号

 桜花爛漫の春が来た。年度が替わった。進学した新入生、学窓を巣立ち社会人になった新入社員は希望と意欲に満ち、溌剌としている。失望のうちにこの春を迎えた人もいるだろうが、気持ちを切り替え前向きに進んで欲しいものである。われわれも1~3月の低迷感を忘れ、新たな気分で前向きに行きたい。売り上げの低迷を景気のせいにしてはいけない。努力が足りないからだと反省し、何をすべきかを考え行動に移さねばならない。初心に帰って意欲を高め、仕事の中に充実感を持とう。
 プロ野球セントラルリーグは今日から開幕だ。スポンサー企業に変動があり、改革も検討されて今シーズンから両リーグの交流試合が公式試合に組み込まれた。戸惑いもあるが面白くなるかもしれない。しかし、パシフイックリーグには経営上の問題を抱えるチームがあり、プロ野球界として様々な問題を抱えており、改革せねばならぬことが山積しているように思える。今シーズンを終えてからのことになるだろうが、プロ野球ファン離れに歯止めをかけることに繋がる改革を期待したい。イチローのようにフアンの眼を釘付けにするような活躍を見せてくれる選手が沢山出てほしいと願っている。
☆ 5月2日本社は東大阪市に移転します。
 弊社は長らく西区北堀江において営業してまいりましたが、全機能を一箇所にまとめることで、さらなる戦力の向上を図るべく、営業部門および本社は5月2日より東大阪市吉原2丁目4-41に移り、業務を開始します。
新しく電話番号も変わります。
0729‐68‐1200(代)、FAXは0729-68-1212です。
お手元の電話帳を書き換えてくださいますようお願い申し上げます。
 当社のモットーであります「良い品、安く、迅速に」を社員一丸となって努めますので、一層のご愛顧を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

平成17年3月1日号

第291号

 大阪の春は春場所にそなえる髷姿の関取さんをみかけるころにやってきます。東大寺のお水取りの行事も始まり、待ちに待った春ももう手の届きそうなところまで来ています。今年は北の国々は例年になく雪が多く大変だったと思われますがもうしばらくの辛抱でしょう。春よ来い。早く来い。雪解けの早いことを願います。
 自然界の営みも温暖化の影響を受けており、良い方向に向かってはいませんが、その変化はまだマイルドだといえましょう。しかし、人間界はいかがでしょう。物質的繁栄のみ追求し、教育やしつけを怠ってきた咎めが、無節操な人間の増大をもたらしています。あらゆる面でマナーの乱れに直面しています。精神面の荒廃が著しいのです。人間嫌いが増えるのも、閉鎖的な人間が増えるのも、簡単に人を殺すのも、学校が荒廃し家庭が乱れているからではないでしょうか.幼児のときから厳しくそして暖かくしつけ、教育していくことの大切さをみんなが実践していくことから始めていかないと日本は三流國に落ちていくでしょう。
 このたびのライブドアの一件にも、違和感を覚えます。法を犯した行為ではないけれど、であれば何でも許されるものでもないでしょう。日本の法制の脇の甘さというよりも、資本市場のダイナミックな変化に遅れをとって対応し切れていないもろもろの制度の確立を急ぎ、同じようなケースが多発しないようにする事が肝要であります。いずれ解決することですが一番得をするのはライブドアに金を貸したリーマンブラザーズ社であることは確かです。新生銀行に続き外資のしたたかさをまたまた思い知らされました。会社法が改正され2006年から外資が株式交換による合併を行うことができるようになっていますが、おいしい会社を物色する外資にはチャンスの到来です。敵対的買収のリスクが高まってきているなかで、外堀を埋められ落城していった大阪城のようにならぬよう自衛策の確立が急がれます。

平成17年2月1日号

第290号

 第一級の寒波が日本列島全部を覆うように襲い、縮みあがりました。種が島にも6年ぶりに雪が舞ったとか。風が吹けば桶屋が儲かる落語の話(註)ではありませんが、お医者さんはニコニコかもしれません。
 鉄鋼2次製品の業界も昨年はいい風の吹き回しで、何年ぶりかの好業績を残されたのではないでしょうか。皆さんのお顔も明るく嬉しく拝顔いたしました。いっぽうこれが特殊要因によるもので今年も同じようにはいかないと気持ちを引き締めておられる向きが多く、同じ想いを感じました。 特に冷延薄鋼板の逼迫は引き続き、メーカーの価格引き上げは必至であり、施工価格への転嫁を余儀なくしていますが、これがスムースにいかず力関係で弱いところにしわ寄せされることが続けば、破綻が多発する恐れがあります。先月、東西で大手の板金工事会社の破綻が発生しましたが、これは他人事ではない切実な問題です。お取引先が利益をあげておられるか、普段からよく掴んでおくことが肝要です。金融が緩んでいるとはいえ、銀行も赤を出し返済能力の見込めぬところは仮借なく切っていきますから、十分心すべきでしょう。
 さて、非鉄金属の話ですが、相場は今年も強く、高原状態が続きましょう。BRICsの高い経済成長率は今年も続き、後半予想される供給増も充分消化されると見込まれます。そのうえ石油市場の展開しだいで、ファンド資金が非鉄市場をかく乱する場面の可能性もあり思わぬ波乱を見せるかもしれません。デリバリーの先の長い見積もりについては慎重に臨んでいただくことが肝要であります。
 春は名のみの風の寒さや、皆様も風邪をひかれませぬようご自愛くださり2月を乗り切って下さいますようお祈り申し上げます。
(註)風が吹くと目にほこりが入って眼をわずらい盲目になる人が増え、三味線を習う人が増える。三味線が良く売れたら猫の皮が沢山いるから猫が減り、猫が減ったら鼠が増えて桶を齧る.それで桶が沢山売れるという落ちのあるはなしです。

平成17年1月1日号

第289号

 新年明けましておめでとうございます。旧年中賜りましたご愛顧に厚く御礼申し上げますとともに本年もなにとぞお引き立てを賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
さて、大晦日から元旦にかけて日本列島全体に雪が降り、美しい雪景色が見られましたが、今年の吉兆を予感させるように思いました。昨年は災禍の連続でとどめに巨大なエネルギーの大地震、地球の怒りがつのって来ているのでしょうか。無事平穏を祈るばかりですが、万一の事態にあわてずにすむよう、家庭においても又職場においても普段から必要最小限の備えをしておくことが必要だとあらためて思います。備えあれば憂いなし。それで何も無く無事であれば芽出度しです。
 長く続いたデフレに昨年から変化が兆し始めました。石油、鉄鋼、非鉄等の資源が値上がりし、これから諸物価へ波及していくように思います。銅の価格はトン当たり35万円を超えていますが、これは13年ぶりのことです。ここ4,5年は25万円を割っていました。人口の多い中国やインドの経済力が高まり、所得水準が向上するとともにますます資源の需要量が増加していくと予想され、デフレ脱却の基調がはっきり出てくるようになれば、現在の価格水準はもはや高いとは言えなくなるでしょう。
 ご愛顧をいただいております当社の魁や〔はやぶき〕において、銅製品以外の価格改定を本年よりお願いすることのやむなきに至り、恐縮に存じますが、コスト削減に努め、最小限の小幅にとどめておりますのでご理解とご協力を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。銅製品は従来より電気銅建値にスライドしていましたので価格改定はしていませんことを念のため申し添えます。シャダンルーフは従来の12ミリに加え、段差20ミリの遮熱効果を高めた新製品を発売します。新カタログを同封していますのでご高覧くださいますようお願い申し上げます。
 素材の銅板,条、アルミ、ステンレス等につきましては、本年は豊富な在庫の充実にいっそう注力し、お役に立つよう頑張ります。迅速な出荷態勢を強化するべく現在ストックヤードを増築しており5月より稼動する運びになっております。皆様から信頼される非鉄金属の専門商社としてレベルを高めるよう社員一同更なる努力を重ねますので、変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。
最後に皆様のご繁栄とご健勝をお祈り申し上げ、新年のご挨拶に変えさせていただきます。